仮想環境 VirtualBox 7.2にKali Linux 2026.2 のインストール手順
ノートパソコンを購入しました。
それに伴い、Kali Linuxの環境を作成します。
今回は、仮想環境にVirtualBox 7.2、Kali Linux 2026.2をインストールします。
以前もインストール手順を作成しているのですが、若干操作や画面が変わっているため新しく作成しました。わかりやすく説明しますね。
※ OSはwindows11です。
[fuki-r]VirtualBoxは、Windowsの中に作る仮想の実験室だよ。そこへセキュリティ用の工具がそろったKali Linuxを入れるんだ。Windowsを消さずに使えて、失敗してもスナップショットから戻せる。さらに、Metasploitableなどの練習用マシンと組み合わせれば、自分のパソコンの中に安全な学習環境を作れるんだよ。[/fuki-r]
※イメージです。
なぜ、VirtualBoxにKali Linuxをインストールするのか?
VirtualBoxにKali Linuxを入れる最大の理由は、普段使っているWindowsを残したまま、安全でやり直しやすいセキュリティ学習環境を作るためです。
たとえるなら、次のような関係です。
・Windows:普段生活している自宅。
・VirtualBox:自宅の中に作った実験室。
・Kali Linux:実験室に置かれたセキュリティ工具箱。
それぞれ何をするもの?
1.VirtualBoxとは
現在使用しているWindowsの中に、「もう1台の仮想的なコンピューター」を作るソフトです。
実際のパソコン
└── Windows 11
└── VirtualBox
└── Kali Linux
このVirtualBox内のコンピューターを「仮想マシン」と呼びます。
2.Kali Linuxとは
Kali Linuxは、セキュリティ学習や脆弱性診断で使われるLinuxです。
たとえば、次のようなツールが利用できます。
・Nmap:通信できる機器やポートを調べる。
・Wireshark:ネットワーク通信を観察する。
・Burp Suite:Web通信を確認・変更する。
・GDB:プログラムの動きを調べる。
・Metasploit:許可された環境で脆弱性を検証する。など
Kali Linuxは「攻撃専用OS」というより、セキュリティを調査・検証するための工具を集めたOSと考えると分かりやすいです。
VirtualBoxに入れる5つの理由
1.Windowsを消さずに利用できる
Kali Linuxをパソコンへ直接インストールすると、Windowsとの共存設定が必要になり、操作を間違えるとWindowsのデータに影響する可能性があります。
VirtualBoxなら、Windowsを動かしたままKali Linuxを起動できます。
2.失敗しても元に戻しやすい
VirtualBoxには「スナップショット」という機能があります。これはゲームのセーブポイントのようなものです。
実験前に保存しておけば、設定を壊したりソフトが動かなくなったりしても、正常な状態へ戻せます。
3.Windowsからある程度隔離できる
Kali Linuxで設定を間違えても、多くの場合、影響は仮想マシンの中にとどまります。
ただし、完全に安全というわけではありません。共有フォルダーやネットワーク設定によっては、Windowsや家庭内の機器へ影響する可能性があります。
4.複数の仮想マシンで実験できる
1台のパソコンの中に、複数の学習用マシンを作れます。
Windows 11
└── VirtualBox
├── Kali Linux:調査する側
├── Metasploitable:練習用の対象
└── Kioptrix:練習用の対象
これにより、自分だけの小さなセキュリティ実験室を作れます。
5.必要なときだけ起動できる
Kali Linuxを使わないときは仮想マシンを終了できます。CPUやメモリの使用量もVirtualBoxで調整できます。
普段はWindows、学習するときだけKali Linux、という使い分けができます。
VirtualBoxにKali Linuxをインストールする5つの理由
1.安全な環境でのテスト
Kali Linuxはペネトレーションテストやセキュリティリサーチのための強力なツールが多数含まれていますが、これらのツールは誤って使用するとシステムに問題を引き起こす可能性があります。
VirtualBox上でKali Linuxを動かすことで、ホストシステム仮想環境(VirtualBox 7.2)にKali Linux 2026.2 のインストール手順メインの コンピュータ)に影響を与えることなく、安全にテストを行うことができます。
2.隔離された環境ソフトウェア
仮想マシン内でKali Linuxを実行することで、外部ネットワークや他のコンピュータから隔離された環境を作り出せます。これにより、危険な操作や攻撃をシミュレーションしても、ホストシステムや他のネットワークに悪影響を与えることがありません。
3.環境のスナップショット機能
VirtualBoxではスナップショットを作成することができ、Kali Linuxをインストールした状態や設定を簡単に保存できます。問題が発生した場合でもスナップショットを使って簡単に元の状態に戻すことができるので、実験やテストの際に非常に便利です。
4.複数のOSを同時に使用コンピュータ セキュリティ
VirtualBoxを使うことで、Kali Linuxだけでなく、他のオペレーティングシステムも同時に利用できます。これにより、異なる環境でのテストや学習が可能になります。
5.リソースの効率的な管理
仮想マシンは物理マシンに比べて、柔軟にリソース(CPU、メモリ、ストレージなど)を割り当てることができ、必要に応じて環境をカスタマイズできます。Kali Linuxを仮想マシン上で動作させることで、必要なリソースを効率的に使用しながら、柔軟なテスト環境を作り出すことができます。
簡単に言うと、1台のパソコンでいろいろな OSや、やられサーバーを構築して、誰にも迷惑をかけないで、好き勝手に攻撃(テスト)ができるのです。Linux、Unix
Windows11でVirtualBoxを利用して仮想環境の作成
1.VirtalBoxのサイトを開きます。
https://www.virtualbox.org/ にアクセスします。
2.「Get Started」の「Download」ボタンをクリックします。
3.「Download VituralBox」ページの「VirtualBox Platform Packages」から、「Windows hosts」をクリックします。
4.ダウンロードが始まり、「VirtualBox」のインストーラーがダウンロードされます。
2026年8月6日にダウンロートしたファイル名は
VirtualBox-7.2.14-174565-Win.exe です。
5.ダウンロードした インストーラーをクリックして、インストールを実行します。
ここで、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」のウィンドウが表示されたら、「はい」をクリックしてください。
6.Oracle VirtualBox 7.2.14 Installer画面が表示されるので、「OK」ボタンを押下します。
※もし、「Oracle vitualBox 7.2.14 Installer ended prematurely」画面が表示された場合は、一度パソコンを再起動して、以下の操作を御願いします。
VirtualBoxのインストール中に「Installer ended prematurely(インストーラーが途中で強制終了しました)」というエラーが発生する場合、不足している必須コンポーネントがあるか、管理者権限の不足、あるいは過去のバージョンや競合ソフトの残骸が原因であることがほとんどです。
(1)「Visual C++ 再頒布可能パッケージ」を導入するVirtualBox 7.x 以降の動作には、Microsoftが提供するランタイムライブラリが必須です。これがPCに入っていないと、インストールが途中でロールバック(巻き戻し)されてエラーになります。
a.Microsoftの公式ダウンロードページ などから、「X64」用の最新の VC_redist.x64.exe をダウンロードします。
(2)ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。
(3)完了したらPCを一度再起動します。
7.「Welcome to the Oracle VirtualBox 7.2.14 Installer」画面で「Next」ボタンを押下します。
8.「End-User License Agreement」画面で「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れて、「Next」ボタンを押下します。コンピュータ サーバー
9.「Custom Setup」の画面で「Next」ボタンを押下します。ソフトウェア
10.「Warning:Network Disconnection」と表示されますので「Yes」をクリックします。
11.「Missing Dependencies」の画面で「Yes」ボタンを押下します。
12.「Custom Setup」画面で、3か所にチェックを入れたまま、「Next」ボタンを押下します。
13.「Ready to Install」の画面で、「Install」ボタンを押下します。
10.インストール中です。
11.「Oracle VM VirtualBox 7.2.14 has been installed.」画面が表示されて、インストールが完了しました。
「Finsh」ボタンを押下します。
(デスクトップに「Oracle VirtualBox」アイコンが新設されました。
12.アイコンをクリックすると、Oracle VirtualBoxマネージャーが立ち上がりました。
これで、VirtualBoxのインストールが完了しました。
Kali Linuxを仮想環境(VirtalBox)にインストール
1.Kali Linuxのインストーラのダウンロードサイトを開きます。
https://www.kali.org/get-kali/#kali-platforms にアクセスします。
そして、「Virtual Machines」の「Recommended」ボタンをクリックします。
2.「Pre-built Virtual Machines」画面の、「VirtualBox64」のダウンロードボタンをクリックします。
※ダウンロードが始まります。(少し時間がかかります。)
ダウンロードファイルは
「kali-linux-2026.2-virtualbox-amd64.7z」
※ファイルは7zで圧縮されています。
このファイルを解凍すると、2つのファイルが解凍されます。
kali-linux-2026-2-virtualbox-amd64.vbox
kali-linux-2026-2-virtualbox-amd64.vdi
このファイルを、cドライブに"Kali Linux"のフォルダーを新規の作成して、移動させました。
3.VirtalBoxを起動した状態で、上部の移動した「kali-linux-2026.2-virtualbox-amd64.vbox」ファイルをクリックします。
4.Kali LinuxがVirtalBoxにインストールされました。
Kali Linuxの起動
1.VirtualBoxから「Kali Linux-2…」を選択して、起動ボタンを押下してください。
2.Kali Linuxが立ち上がり、ログイン画面が表示されます。
ID:kali
PASS:kali
と入力して「Log in」ボタンを押下します。
3.おめでとうございます。これで、Kali Linuxが立ち上がりました。
4.終了するときは、画面右上にあるボタン群の一番右の「マルに右矢印」ボタンをクリックして「Shut Down」をクリックして終了させてください。
Kali Linux キーボードの配置の変更
キーボードの設定はコンピュータ セキュリティ
「Generic 105-keyPC」になっています。
日本語キーボードをお使いの方は変更しておきましょう。
画面上部左の「ドラゴンアイコン」→「Recently Used」→「Settings Manager」から「 Keyboard」を選択します。
—
「Layout」のタブをクリックして
「Use system defaults」ボタンを左にスライドします。
(これで、キーボードの変更ができます。)
「Keyboard model」を「Generic101-key PC」に
「 keyboard layout」の下部にある「+ADD」を押下して「Japanese」を選択して「OK」ボタンを押下。そして、不要なレイアウト「English(US)」を「-Remove」で削除します。
「Use system defaults」ボタンを右にスライドします。
これで、キーボードが普通に使えます。
Kali Linuxのアップデート方法
以下のコマンドで、Kali Linuxを最新にします。(初回なので、少し時間がかかります。)
sudo apt update
sudo apt install -y kali-linux-large
sudo apt full-upgrade -y
仮想環境 VirtualBox 7.2にKali Linux 2026.2 のインストール手順のまとめ
今回は、私のテスト用のノートパソコンの追加に伴い、仮想環境にVirtualBox 7.2、Kali Linux 2026.2を新たにインストールしました。
これで、アセンブラのテストをしていきます。
記事にもしていきますので、お楽しみに。