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パソコンの仮想環境に脆弱なアプリケーションの環境「bWAPP bee-box」を作成する

ホワイトハッカーの知識座学,bWAPP,bee-box

Webアプリケーションのセキュリティテストを行うために「bWAPP bee-box」の環境を作成します。
※「bWAPP bee-box」の環境は仮想環境(VM VirtualBox)にインストールします。
仮想環境(VM VirtualBox)のインストールにつきましては「ディスクトップパソコンに仮想環境を作成してKali Linux 2021.1をインストール(手順)」をご覧ください。
https://whitemarkn.com/learning-ethical-hacker/virtualbox-kalilinux/

bWAPPとは?

bWAPP(a buggy web application)は、意図的に安全でないウェブアプリケーションです。
セキュリティのテストでアプリのハッキングが行え、ウェブの脆弱性を発見したり、防止したりするのに役立ちます。
bWAPPがインストールされているUbuntsベースのLinuxになります。(ubuntu 8.04)

機能

  • SQL、HTML、iFrame、SSI、OSコマンド、PHP、XML、XPath、LDAP、SMTPインジェクション
  • ブラインド SQL インジェクションおよびブラインド OS コマンドインジェクション
  • ブールベースおよびタイムベースのブラインドSQLインジェクション
  • Drupageddon および Drupalgeddon2 (CVE-2018-7600)
  • JAX および Web サービスの問題 (JSON/XML/SOAP)
  • Heartbleedの脆弱性(OpenSSL)+検知スクリプト付属
  • Shellshockの脆弱性(CGI)
  • クロスサイトスクリプティング(XSS)とクロスサイトトレーシング(XST)
  • phpMyAdmin BBCode Tag XSS
  • クロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF)
  • 情報の公開:ファビコン、バージョン情報、カスタムヘッダーなど
  • 無制限のファイルアップロードとバックドアファイル
  • 古いファイル、バックアップファイル、参照されないファイル
  • 認証、承認、セッション管理の問題
  • パスワードとCAPTCHAの攻撃
  • 安全でないDistCC、FTP、NTP、Samba、SNMP、VNC、WebDAVの設定
  • Sambaによる任意のファイルアクセス4
  • ディレクトリトラバーサルと無制限のファイルアクセス
  • ローカルとリモートのファイルインクルード(LFI/RFI)
  • サーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF)
  • XML External Entity攻撃(XXE)
  • 中間者攻撃 (HTTP/SMTP)
  • HTTPパラメータ汚染とHTTP動詞の改ざん
  • サービス拒否(DoS)攻撃。Slow Post、SSL-Exhaustion、XML Bomb、…
  • POODLEの脆弱性
  • BREACH/CRIME/BEAST SSL攻撃
  • HTML5クリックジャッキングとウェブストレージの問題
  • 安全ではない iFrame(HTML5 のサンドボックス化
  • 安全でない直接オブジェクト参照(パラメータの改ざん)
  • 安全でない暗号化ストレージ
  • Cross-Origin Resource Sharing(CORS)の問題
  • クロスドメインポリシーファイルへの攻撃(Flash/Silverlight)
  • ローカル権限の昇格:udev、sendpage
  • クッキーおよびパスワードリセットポイズニング
  • ホストヘッダ攻撃:パスワードリセットポイズニング、キャッシュポリューション
  • PHP CGI のリモートコード実行
  • PHP の危険な Eval 関数
  • ローカルおよびリモートでのバッファオーバーフロー (BOF)
  • phpMyAdmin および SQLiteManager の脆弱性
  • Nginx ウェブサーバの脆弱性
  • HTTP レスポンスの分割、正当化されないリダイレクトやフォワード
  • WSDL SOAP の脆弱性
  • フォームベースの認証と認証なしのモード
  • Active Directory LDAP統合
  • ファジングの可能性

bWAPP bee-boxの構築

bWAPPのダウンロード

1.「SOURCE FORGE」サイトより「bee-box_v1.6.7z」をダウンロードします。
https://sourceforge.net/projects/bwapp/files/bee-box/

2.ダウンロードした「bee-box_v1.6.7z」を解凍しておきます。
(bee-box.vmdkを利用します。)

bWAPPの仮想マシンの設定

1.Oracle VM VitrualBoxを起動し、上部メニューの「新規」ボタンを押下します。

2.「名前とオペレーティングシステム」画面で以下の項目を設定して「次へ」ボタンを押下します。

名前:例)bwapp-001
マシンフォルダー:(デフォルト値)
タイプ:Linux
バージョン:Ubuntu(64-bit)

3.「仮想マシンの作成」画面でメモリーサイズを8192MBに変更して「次へ」ボタンを押下します。
(※2048MBで起動が遅く感じたため8192に変更しました。)

4.「ハードディスク」画面で「◎仮想ハードディスクを作成する」を選択して「作成」ボタンを押下します。

5.「ハードディスクのファイルタイプ」の画面で「VDI(VirtualBox Disk Image)」を選択して「次へ」ボタンを押下します。

6.「物理ハードディスクにあるストレージ」画面で「◎可変サイズ」を選択して「次へ」ボタンを押下します。

7.「ファイルの場所とサイズ」画面で「20GB」に変更して、作成」ボタンを押下します。

8.Oracle VM VitrualBoxマネージャー画面に「bwapp-001」が追加されました。

bWAPPのインストール

1.Oracle VM VitrualBoxマネージャー画面でツールの「bwapp-001」を選択して、画面上部の「設定」ボタンを押下します。

2.「設定」画面で、「ストレージ」を選択します。

3.「ストレージ」画面で「コントローラ:IDE」を選択して、画面下部にある3つのアイコンの一番右のアイコン「新規ストレージの割り当てを追加します。」から「ハードディスク」を選択します。

4.「ハードディスク選択」画面から「追加」ボタンを押下します。

5.「仮想ハードディスクファイルを選択してください」画面から、先ほどダウンロードして解凍した「bee-box.vmdk」を選択して「開く」ボタンを押下します。

6.「ハードディスク選択」画面に「bee-box.vmdk」が追加されているので、選択して「選択」ボタンを押下します。

7.「設定」画面に戻ったら、「OK」ボタンを押下します。

8.これで設定は完了しました。「起動」ボタンを押下します。
「ubuntu」が立ち上がり、「itsec games」が立ち上がります。

※IPアドレスの設定は画面上部の「terminal」ボタンからターミナルを開き、「ifconfig」コマンドが確認してください。

ちなみに「bWAPP」のLogin情報ですが
Login:bee
Password:bug
です。

IPアドレスの設定

bWAPPのubuntuのバージョンが8.04の為、昔?の設定をする必要があります。

(1)bwappの仮想環境のアドレスを「192.168.56.4」にします。

(2)bWAppをシャットダウンします。

(3)「Oracle VM VirtualBox マネージャー」画面で「設定」ボタンを押下して「ネットワーク」選択します。

※アダプター1が「NAT」になっていることを確認します。

(4)「アダプター2」のタブで「割り当て」に「ホストオンリーアダプター」を設定します。

(5)「OK」ボタンを押下して「Oracle VM VirtualBox マネージャー」の設定は完了です。
「ツール」より「bwapp-001」を起動(表示)します。

(6)/etc/network/interfacesのファイルを開きます

vi /etc/network/interfaces
※スラッシュ「/」が全角になっています。

(7)interfacesの初期の内容

auto lo
iface lo inet loopback

(8)以下のように変更しました。

auto lo
iface lo inet loopback

auto eth1
iface eth1 inet static
address 192.168.56.4
netmask 255.255.255.0
network 192.168.56.0
broadcast 192.168.56.255
gateway 192.168.56.254

(9)名前解決(ホスト名からIPアドレスを調査)の設定を行うファイルの「resolv.conf」ファイルの所有グループを root に変更します。

sudo chgrp root /etc/resolv.conf
※スラッシュ「/」が全角になっています。

※これで「bWAPP」を再起動して、「ifconfig」コマンドでアドレスが変更になっていることを確認してください。

カーソルがボタンに移動しない場合

私のパソコンだけかもしれませんが、ボタンを押下したくても、カーソルが移動しないことがありました。対応策は・・・

ウインドウを大きさをマウスで「大きくしたり」、「小さくしたり」(リサイズ)して、マウスを移動させてください。何回かするとボタンの上に移動できます。

キーボードの配列がめちゃくちゃ

コマンドを入力するときに気づくのですが、キーボードの配列がめちゃくちゃです。
変更方法は

(1)上部メニューの「system」から「Preferences」→「keyboard」を選択します。

(2)「Keyboard Preferences」画面より「Layouts」タブを押下します。

(3)「Keyboard model」の横のボタンを押下します。

(4)「Choose a Keyboard Model」画面より、
Vendors:Generic
Models:japanese 106-key を選択して「OK」ボタンを押下します。

(5)画面中央部にある「+Add」ボタンを押下します。

(6)「Choose a Layout」画面より、
Layouts:Japan
Variants:OADG109A を選択して「+ADD」ボタンを押下します。

(7)「Selected layouts」で「Japan OADG 109A」の「Default」にチェックを入れて、「Close」ボタンを押下してキーボードの設定は完了です。

※この設定は立ち上げる度に行う必要があるみたいです。(^^;;

bWAPPインストールのまとめ

bWAPPのインストールは特に問題はありませんでしたが、「マウスがボタンの上に移動しない」とか、ubuntuのバージョンが低く「IPアドレスの設定」に時間がかかってしまいました。

でも、「bWAPP bee-box」を利用することにより、Kali Linuxで脆弱なアプリケーションのテストができるようになりました。

仮想環境で構築するのが楽ですね。