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令和3年度版「防衛白書」(宇宙・サイバー・電磁波領域における挑戦)

ホワイトハッカーの知識防衛白書

防衛省・自衛隊のwebサイトをご覧になったことはありますか?
 
私、実は初めて見たのですが(^^;; 
 
自衛隊については、災害が発生したときに人々を助けてくれるイメージがあります。
私も、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の時に、災害翌日には自衛隊の車が列をなして来て頂いた記憶があります。また自衛隊から「オレンジ色の毛布」と「缶詰」を頂いた記憶があります。
オレンジの毛布は今でも使っています。
 
しかし、自衛隊のwebサイトを見ると・・・
日本の防衛の範囲が広く、「災害派遣」のほかに、日本国民を守るためのあらゆる行動が示されているのです。空母、戦闘機、戦車、ミサイルなど、テレビでは見たことはありますが、webで防衛の説明を見ると「すごいこと」をしているのです。
 
そして、令和3年度版「防衛白書」には「宇宙」の文字がありました。
「陸」「海」「空」のほかに「宇宙」も守らないといけないのですね。
SFではなく現実なのです。
 
サンダーバードみたいですね。
 
このサイトでは「AIとセキュリティ」をテーマに気になることを掲載しているのですが、令和3年度版「防衛白書」の特集3の「宇宙・サイバー・電磁波領域における挑戦」について見ていきたいと思います。
 

宇宙・サイバー・電磁波領域とは

国民と同じぐらい守らないといけないのは「情報」です。
情報を収集して分析を行うことにより、次の手が見つかるからです。
 

宇宙

人工衛星は宇宙から日本を守ってくれているのです。
気象情報で台風などの災害対策、GPSからカーナビやスマートフォンで位置情報を取得、通信、放送など無くてはならない情報を人工衛星から発信しているのです。
皆さまの中には、外出時に天気予報や地図アプリを利用される方も多くいらっしゃると思います。
外出先で通信が途切れてしまい、苦労されたご経験もあるかもしれません。
自衛隊が各地に展開する際も同じで、気象状況や部隊位置の把握、味方との通信手段の確保は欠かせません。
日頃の情報収集や警戒監視を含め、こうした自衛隊の活動は人工衛星から得られるデータ・情報に大きく支えられています。
一方、スペースデブリの急増や対衛星兵器の開発など、人工衛星の機能が損なわれる危険性も高まっており、宇宙空間の安定的利用の確保が重要な課題となっています。(防衛白書より)
 

サイバー

「サイバー犯罪」「サイバー攻撃」などの言葉は聞いたことがあるとおもいます。
私たちの生活の中でインターネットは何らかの形で使われています。
そのインターネットを利用してコンピュータを攻撃したり、大切な情報を盗んだり、情報を見られないようにして身代金を要求したりするのです。
情報通信ネットワークは、様々な領域における自衛隊の活動の基盤であり、これに対する攻撃は、自衛隊の組織的な活動に重大な障害を生じさせます。
サイバー攻撃は相手の活動を低コストで阻害可能な非対称的な攻撃手法として認識されており、各国の軍隊はネットワークやシステムに侵入してマルウェアを埋め込むなどして、指揮統制や通信機能を無力化する能力の獲得を図っていると指摘されています。
また、サイバー攻撃により、情報の窃取や重要インフラ等の脆弱性が高まる可能性も懸念されています。
サイバー領域の安定的な利用は自衛隊の活動、ひいては国家・国民の安全に不可欠なものです。(防衛白書より)
 
 
〇電磁波
無線、スマートフォン、テレビ放送は私たちの暮らしの一部になっているものですね。
「使えなくなったら」・・・暗闇で生活しているのと同じでしょう。
なくてはならないものです。
通信機器の普及、装備品の近代化、技術進歩などにより、近年、軍事における電磁波への依存はますます進んでいます。
例えば、装備品のネットワーク化や、小形無人機のスウォーム(群れ)飛行といった技術は、電磁波の利用が不可欠です。
これに伴い、相手の電磁波の利用を妨害する技術も進歩しており、諸外国では、無線通信への妨害や、測位信号の妨害による無人機の活動の阻害といった事例も報告されています。
このように、電磁波は、現代の戦闘様相における攻防の最前線であり、自衛隊もこうした電磁波領域の能力を強化していく必要があります。(防衛白書より)

 

宇宙・サイバー・電磁波領域における挑戦のまとめ

令和3年版防衛白書はこちらをご覧ください。
100MBあります。パソコンでご覧ください。
 
スマホはこちらから
宇宙・サイバー・ 電磁波領域における挑戦
 
 
自衛隊は2022年3月に「サイバー防衛隊」を編成して、サイバー攻撃の「防衛」をするそうです。
 
これからの戦争も、人が行うのではなく「サイバー攻撃」が主になると予想する人もいます。
また、「無人ドローン」を使ったピンポイント攻撃も増えていくと考え、「電磁波の利用を妨害する技術」も早急に対応する必要があるのではないでしょうか。
 
確実に、宇宙・サイバー・電磁波領域における挑戦はこれからの日本防衛の要になると思います。
 
もし、将来勉強するのであれば
「宇宙」「サイバー」「電磁波」ですね。絶対に必要になります。
 
サイバー自衛隊に期待ですね!!