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東京オリンピックサイバー攻撃(マルウェア、フィッシング詐欺)について

ホワイトハッカーの知識サイバー攻撃

待ちに待った「東京オリンピック、パラリンピック」がいよいよ始まります。
 
東京オリンピックについては開催の是非が問われていましたが、おおよそ「無観客」という方針で行われる様子です。
 
やると決まったのであれば、とことん楽しみたいですね。
 
 
その裏で・・・
 
別の意味で「とことん楽しみ」にしている「悪者」がいるのですね。
それは「サイバー攻撃」で日本をおとしめようとしているブラックハットハッカーです。
 
 
サイバー攻撃は四六時中行われているのですが「オリンピック」期間中は特に攻撃が激しいそうです。
そして、私たちの身の回りにも降り注いでいるのです。
 
それは「マルウェア」と「フィッシング」なのです。
 
メールのタイトルや本文内のリンクで「東京オリンピック」などの文字があると興味がありますよね。そこを「ブラックハットハッカー」は突いてくるのです。
 
せっかくの「東京オリンピック」に「けち」を付けたくないですね。
 
オリンピックで発生しうる「サイバー攻撃」をご紹介します。
 

フィッシング詐欺の手口

警察庁より
インターネットの動画配信サービスで、スポーツイベント等を視聴するため、例えば「サッカー LIVE」等と検索してページを開くと、LIVE と表示された画面になるものの、視聴することができず、会員登録を促すメッセージと無料ライブ配信サイトのリンクが貼り付けられていることがあります。
 
このリンク先は、個人情報を盗むための、会員登録と称したメールアドレスやクレジットカード情報の入力を求めるフィッシングサイトです。
 
万一情報を入力してしまった場合、クレジットカードの不正利用被害等のサイバー犯罪に悪用される可能性があります。
コロナ禍により自宅で過ごす方が増えて、ネットを使って「動画配信サービス」する方も増えています。
 

メール攻撃

実際に「ライブ配信」や「無料配信」などのタイトルで「東京オリンピック」関連の話題を含む電子メールやメッセージから「フィッシングサイト」へ誘導したり、添付ファイルを開かせてマルウェアに感染させて貴方のパソコンを乗っ取ろうとします。
 

検索結果によるフィッシングサイトや不正サイト攻撃

検索エンジンで「オリンピック関連」のキーワードで検索すると、検索結果ページの上位に「フィッシングサイト」や「その他の不正サイト」が表示される。これらのページを信頼して閲覧すると「個人情報」を収集されたり、マルウェアに感染させたりします。
 

マルウェア、フィッシング詐欺対策

100%安心とは言えませんが以下の対策が効果的です。
 
マルウェア、フィッシング詐欺対策の共通事項として
オペレーティングシステムのアップデートを必ずしてください。
アップデートは「セキュリティホール」を修正したり、セキュリティ上の問題を解決したり、ソフトウェアの不具合を解消したりするための修正プログラムです。アップデートを行い最新の状態にオペレーティングシステムを保ってください。
 

マルウェア対策

1.ウイルス対策ソフトをインストールをお勧めします。
ウイルス対策ソフトは、常に最新のウィルスの対策をしているためマルウェアだけではなく、新たなウィルスの対策もおこなっております。
 
2.怪しいプログラムをダウンロードしない。
身元の不明なプログラムにはウィルスがしこまれている可能性があります。
決して「ダウンロードしない」「実行しない」ようにお願いします。
 

フィッシング詐欺対策

1.怪しいメールに注意しましょう。
とくに「無料」とか美味しい言葉で誘うメールには要注意です。
決してリンクをクリックしないようにしてください。
 
2.クレジットカード情報の登録には十分注意してください。
本当に、閲覧しているサイトが正しいサイトが検索エンジンでアドレスを調べてください。
怪しいサイトであれば、検索エンジンで情報が提供されている場合があります。
クレジット番号が盗まれると、貴方になりすまして金品が盗まれます。
 

東京オリンピックサイバー攻撃のまとめ

自分の身は自分で守るしかありません。
 
アンチウィルスソフトをインストールされている方はある程度防御してくれるかもしれませんが、敵は私たち簡単に騙す能力があります。
 
とくに、個人情報の入力には十分注意してください。
クレジットカード番号も要注意ですね。
 
私事ですが、
私は「デビットカード」で決済しています。
デビットカードはクレジットカードと同じで、カードで決済ができます。
しかし、通常のクレジットカードと異なる点は、「銀行口座の預金残高を超えて使うことはできない」のです。
 
普通のクレジットカードではカードの利用限度額(ショッピング枠100万円、キャッシング枠70万円など)があり、銀行口座にお金がなくても利用限度額いっぱい使えるのです。
 
私のデビットカードの口座には1万円ぐらいしかはいっていません。
万が一、ブラックハットハッカーが私のデビットカードの情報が盗んでも1万円の被害ですみます。
 
私もネットショッピングをするので個人情報を登録するときは十分注意していますが、万が一の為の対応をしています。
 
 
個人情報の登録には注意する。
怪しいサイトにはアクセスしない。
で、東京オリンピックを楽しみましょう。
 
2021年7月26日
加藤勝信官房長官は26日の記者会見で、東京五輪へのサイバー攻撃について、「現時点まで問題の発生は確認されていないと報告を受けている」と述べた。
マルウェア、フィッシング詐欺以外の公共サイトを狙ったサイバー攻撃が7月26日現在、確認されていないとの事ですね。
米連邦捜査局(FBI)からは、東京オリンピックは「ほぼ無観客」になったため、「テレビ放送やインターネット配信で使われる設備をターゲットとする」可能性を指摘しているそうです。
コロナ禍で迎えた東京オリンピック。多くの競技が「無観客」となり「おうち観戦」されている方も多いと思います。テレビ放送やインターネット配信の攻撃は絶対にやめてほしいですね。